2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

透明思考

いつ どこで 僕は間違ったのだろう そばにいる君が ずっと小さく見える 声をたてて笑う その後ろ姿に まるで やましいことなど何もありませんよ と 書いてあるようだ

日常

買ったにもかかわらず、Windowsが動かなくて使えなかったが、やっとドライバーが入ったので、PocketPC h2210でキーボードが使えるようになった。(ここまでくるのにすげー苦労した) 外付けキーボードです。 キータッチは悪くないし、大きさもちょうどいい感…

今日の一冊

「免疫の意味論」 isbn:4791752430 google:多田富雄 免疫の意味論p.145「もし、毎年感染者の六パーセントがエイズを発病してゆくとすれば、それは明らかに平均寿命を左右する因子となる。アメリカではすでに平均寿命への影響が現れ始めているという。平均寿…

透明思考

ひとつの物語を語ろう。ここに致死性のウイルスがある。このウイルスは宿主の免疫を逃れ、細胞の内部に潜み、DNAを書きかえる。潜伏期間は平均約80年。発病後の症状は、異常な細胞の異常な増殖、つまり癌だ。潜伏期間と症状が目立たないため、その存在は気…

日常

PocketPCでさわいでいたら古いWindowsをもらえることになった。がPocketPCのActiveSyncという同期ソフトがインストールできない。インストーラーが途中で止まるのだ。ADSLにもPC力一ドでつなぐのだが、接続されているのにWebページが表示されない。パソコン…

今日の一冊

「ユービック」 ISBN:4150103143 google:ディック ユービック

透明思考

生まれてからずっと ひとりで生きてきたのなら こんな気持ちにならなかったのだろうに。

今日の一冊

「映画を書く」 isbn:4167656035 google:片岡義男 映画を書くp.34「戦後とはそれまでの歴史の連続性を敗戦で断ち切って放棄し、そのかわりに、どこまでもつらなった現在という現実のみにかまける日々を手に入れることだった。歴史の連続性の放棄という戦後の…

透明思考

ひとりになりたいと思っていた。 ひとりで暮らし、ひとりで働き、あいた時間には好きな本を読む。 / 家を出て、私はその願いをかなえた。 ひとりで暮らし、ひとりで働き、あいた時間には好きな本を読んだ。 / ちいさなアパートの一室が、本という本で埋め…

日常

上のように「今日」の一冊として適当に本を紹介している。一応、もっている本だけど、読んでないのもあります。できるかぎり読んでも損しない本を取り上げているつもりです。「はてなダイアリー」ではisbnコードを書くと自動的に書名や出版社などが書かれた…

今日の一冊

「フィネガンズ・ウェイク I」 isbn:4309462340 google:ジョイス フィネガンズ・ウェイク

透明思考

地下鉄サリン事件の頃 都知事宛ての小包みが爆発したことがあった。 そのとき職員のひとりが指を吹き飛ばされた。 / 今となってはおそらく思い出されることもない。 けれどもときどき私は思い出す。そして考える。その指の持ち主はどんな気持ちでいるのだろ…

040111

日常

iPaq h2210を買ってしまった。 パソコンに触れられないのでMp3プレーヤーとしてしか使っていなかったPocketPCを文章書きに常用しはじめて、手書でもなんとかなるようになってきたのと、ちょうどHPから安い機種がでで、しかも手書きが改善されたとネットでも…

今日の一冊

「やちまた」(上下巻) google:足立巻一 やちまたisbn:4022640650 isbn:4022640669

透明思考

いつもいつもテレビを見ている。 いたるところで電話している。 人と人との距離は、ますます遠ざかり、 他者への想いは募り、孤独は深まっていく。 四六時中見もしないテレビをつけて、 かけもしない番号をコレクションしてしている。孤独の感覚は欲望を誘発…

今日の一冊

「ゲーデル,エッシャー,バッハ」 google:ホフスタッター 「ゲーデル,エッシャー,バッハ isbn:4826900252

透明思考

まっすぐ歩くこと 寄り道はしないこと 本は読まないこと あくびは隠れてすること 引出しはきちんとしめること 傘を忘れないこと守るべき規則は無限にある規則は大見得をきってやぶること破壊された荒野で誰かがまた爆死する規則があろうとなかろうと、どのみ…

今日の一冊

「映画の構造分析」 google:内田樹 映画の構造分析 isbn:4794965753 P.18「メディアから提供されるすべての情報は「物語」です。 国際政治も経済も社会問題も、どのトピックについても、私たちは物語を通じてしか、それについて知ることも、論評することも、…

透明思考

風呂に入るとき、私の幼い娘は、浮かんでいるものを怖がった。湯舟に浮かんだ洗面器を見て、大きな声で泣きさけんだ。道ばたで突然犬に吠えられた時よりも、大きな声で。おもちゃの船でも、ゆずの実でも、浮かんだものはなんでも怖がった。浮かべなければ平…

今日の一冊

「死はなぜ進化したか」 google:クラーク 死はなぜ進化したか isbn:4883381781 p.84「基本的にはゾウリ厶シのような単細胞の生物で行われているやり方が現在われわれがセックスと呼んでいる方法の原型であると考えることができる。このことは同時に、われわ…

透明思考

表現するということは、選択するということだ。 脳内にある(あるいは「自分」と呼ばれる何かの内にある)無数の物質、概念、言葉。 そこから選び出す。 なにを? どうやって?「私」とは選び出される言葉や行為の総体であるとして、 それでも、言葉や行為で…

今日の一冊

「意識の中の時間」 google:ペッペル 意識の中の時間 isbn:4000027719

04/01/05赤信号で隣に止まったバンの運転手がたばこに火をつけた。 昔、小さな遊園地だったところに今は高層マンションが建っている。 私はタクシーの後部座席で爪を噛んでいる。 車内のAMラジオは会話のない夫婦についてどこかで聞いたような議論をしてい…

今日の一冊

「10・1/2章で書かれた世界の歴史」 google:バーンズ 10 1/2章で書かれた世界の歴史 isbn:456007108X

私は小さな町に生まれた。 町はやがて縮み始め、 十八のとき私は、 その窮屈さに耐えきれず、 町を出た。十五年も経って、 私は故郷を再び訪れた。 昔より、さらに縮んだ町で、 やはり縮んだ両親が 何事もなかったように 私を迎えてくれた。私はコタツに入リ…

今日の一冊

「停電の夜に」 google:ラヒリ 停電の夜に isbn:4102142118

恐竜太古に生き、そして滅びた動物に、文字も読めない幼い子供たちがひきつけられている。まるで狂人の妄想の産物のような巨大で奇妙な生物の、骨が、実際に存在している。そのことを彼らは知らない。地球という惑星の、何十億年という歴史も、歴史という概…

今日の一冊

「愛すべき娘たち」 google:よしなが ふみ 愛すべき娘たち isbn:4592132955

大晦日ぼんやりとしている間に時は過ぎさってしまう。 年が変わる節目においてもそれは変わらない。 日付の変わり目をこんな真夜中にしたのはいったい誰だ。 暗闇からはじまるのは人生だけで十分だ。 そう思う人々が明かりを灯している。