2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「グーテンベルクの銀河系」 isbn:4622018969 google:マクルーハン グーテンベルクの銀河系 グーテンベルクがつくった聖書が表紙に使われています。非常に美しい装丁です。

グーテンベルクは何をしたのか ほんのわずかな特権階級のものだった 魔物を 人々に開放した / 機械の力を得た魔物はつぎつぎと増殖し 夜といわず 昼といわず 人々を虜にし 惑わせ 生活を破壊していった / ボヴァリー夫人は私だ! / 寝ませんか、そろそろ

「三びきのやぎのがらがらどん」 isbn:4834000435 google:三びきのやぎのがらがらどん

三歳になる娘が、もっていたお菓子をみせて おとうさん食べる? ときいた。 食べる とこたえると 娘はうれしいような 困ったような顔をして 手にもった自分のお菓子を ほんのちょっと 米粒ほどの大きさにちぎって。 / あげたいけど、あげたくない。 あげた…

日常

体調がすぐれず、いろんなことが遅れ気味。むー。 私信:誕生日はすっかり忘れていました。おめでとう。ロザンドのCD注文しときます。

今日の一冊

「三つの小さな王国」 isbn:4560071373 google:ミルハウザー 三つの小さな王国

透明思考

ときどきこんなふうにおもう。 僕たちは列車にのっている。 行き先はわからない。駅につけば、降りることもできる。けれども駅から出ることはできない。できるのは乗り換えることだけだ。どの列車も、どこに向かうのか、わからない。ただ、自分の感覚を信じ…

今日の一冊

「人間とは何か」 isbn:4003231139 google:トウェイン 人間とは何か

透明思考

あらかたの仕事をおえての家路 だれもいない車両にのりこむ けれども座席につくと、目の前の席にはいつのまにか あなたが座っている / もしも、わたしがあなただとしたらどうだろう どんなきもちがするだろう / わたしのやりのこした仕事はたいしたもので…

日常

「英雄」のDVDを買う。おまけディスクを観るが、映画公開時に発売されたメイキングを観ていると、それほどでもない感じだった。(あちらの方はおまけじゃないから当然か) 子供が熱をだしたりして、こっちもやられぎみ。

「無縁仏」進行記

あるテーマにまつわる短編集では今月「無縁仏」というテーマに決まった。 いつものように、テーマの言葉から、締切も間近になって、アイデアが浮かぶ。さて、締切まであと一週間ほどで、小説が書けるだろうか。 このままいくと、締切までに書けそうにない。…

今日の一冊

「死刑の前」 http://www.aozora.gr.jp/cards/000261/files/4324_14048.html google:幸徳秋水 死刑の前「思うに、人に死刑にあたいするほどの犯罪があるであろうか」

透明思考

陽光が斜線を引く あらゆる影を蒸発させながら 角度を変えていく / 遮ることは誰にでも できる けれども伸ばした手を通過して 生き残った陽光は 斜線を引いている / あらゆる影を蒸発させ 角度を変えていく / 空気を共有しよう 独裁者になることなどでき…

日常

「週間わたしのおにいちゃん」という、フィギア付きのマンガというか、マンガがおまけのフィギアが売れている。というか、発売当日売り切れ、店には「ありませんか」という人が何十人もやってきた。 一言でいえば、ロリコン・フィギアだ。 一昔前ならば、ほ…

今日の一冊

「愛すべき娘たち」(再掲) isbn:4592132955 google:よしながふみ 愛すべき娘たち「第3話の主人公、若林莢子(さやこ)は、本巻中はもちろん、近年の漫画表現を(管見だが)見渡してみても、もっとも美しく造形された形象の一つであろう。」 http://www1.o…

透明思考

私はこの美しさを どうすればいいのか わからない / 壊してしまいたいのは 嫉妬であり 閉じ込めたいのは 独占欲であり 持ち歩き見せびらかせたいのは 自分がそうでありたいからであり それは 私が本当にしたいことではない / なぜなら その美しさの前では …

日常

短編用にカマキリの生態を調べようとするが、あまり成果なし。 あるテーマはテーマ(今なら「無縁仏」でGoogleして、ひっかかったページをネタに書いてみるもの面白いかも、と思ってみた。 google:無縁仏どうでしょう?と、いうようなことの連想から、Google…

今日の一冊

「未知の贈りもの」 isbn:4480026894 google:ライアル ワトソン 未知の贈りもの

透明思考

深夜の坂道で自動販売機がオアシスのように 暗い宇宙にひとりぼっちでネオンを浮かばせているように 輝いている / 人生で最良の日をくれて ありがとう、と Dideが悲しげな声で歌う まるでdiedであるかのような声で ふざけた名前をつけられて 悲しげなラヴソ…

今日の一冊

「アダムとイヴの日記」 isbn:4828857109 google:マーク トウェイン アダムとイヴの日記 p.50「それはどういうことなのか私にもわかった--イヴがあの果実を食べてしまって、そのために死がこの世にやってきたのだ。」p.51「彼女はやって来るとき、木の枝や葉…

透明思考

どうすれば君を裏切りつづけることができるだろう。 靴に入った砂を取りのぞくにはいったん靴を脱がなくてはならない。 さしちがえる勇気があるならば なぜ? / 矮小であることに罪を感じる必要はない。 しかし、だからといって、あらゆるものをいつくしむ…

日常

久遠氏にそそのかされて、喫茶店(というかパン屋のイートイン)でキーボードを使って書いている。 空いているし、隅っこの席なので恥ずかしくはないが、これが混んでいたら、どうかなあ? 残念ながら電波は届かないので、ネットに接続できなかった。 このパ…

今日の一冊

「精神と物質」 isbn:4167330032 google:利根川進 立花隆 精神と物質

透明思考

ささやくようなビョークの歌声が 地下鉄の騒音にかき消される あなたの歌う言葉を こんな世界のハジにいる僕は 理解することができません / 隣のつり皮にぶら下がる恋人たちが指をからませる 僕はひとりで 人生で何百本目かの終電の 混雑にもまれながら 言…

日常

どこかで聞いた話だが、Webの文章はくだけた口調と、長いのが特徴だそうだ。 くだけた口調と、長い文章とは関係がある。 たとえば、「〜だよね」といった口調は、文章なら、「〜だ」と書くはずで、これだけでも二文字多い。 「ええっと、なんていったかはっ…

今日の一冊

「雪」 isbn:4003112423 google:中谷宇吉郎 雪

透明思考

できるだけ書かないこと 説明しないこと / 書かれるべき事柄と 書かれるべき言葉は あなたと あなたがこれまでに食してきたもの / 私はただ砂を握りしめ 海になげつける 小さな手におさまった無数の砂も 風にさらわれてしまい、 海に落ち、波紋をひろげる…

日常

私の執筆環境(写真)

日常

進化論系の本を読み返している(あるいは持っていて読んでなかったのを今読んでいる)。 進化論はその大半が物語としてあからさまなのでとても楽しい。竹内久美子のように図に乗ってしまった人もいるけど、大概は科学としての抑制が効いている。 生物は最初…

今日の一冊

「生物の寿命と細胞の寿命」 isbn:4582546196 google:高木由臣 生物の寿命と細胞の寿命p.172(近視は遺伝するかを大学生に問いかけて)「大抵は、「両親が近視で自分も近視だから(遺伝する)」「両親は近視でないのに自分は近視だから(遺伝しない)」「…