2008-01-01から1年間の記事一覧

選択肢は常に三つある

選択肢は常に三つある。 肯定 否定 なにもしないなにもない、ということはなにもないこと。 ある人物に対し、好意を持つ、あるいは、嫌悪を抱く。どちらかしかない、と思いがちだが、実際にはもうひとつの選択肢、無関心、がある。 好きだと思う場合は当然と…

フラットな格差社会

格差がひろがっている、ということが言われ始めて久しい。中には、もの心ついたら、そんな社会だったという人もいるかもしれない。けれども、わたしが子どもだった頃のことを考えてみると、30年以上前だが、普通の人はもっと貧乏だったし、お金持ちという…

リアル指向

普段、テレビを見ていないのだが(というかそもそもテレビにアンテナがつながっていないしコンセントも刺さっていない)、実家に帰ったおかげてTVを見た。幸い、ほとんどがオリンピックか高校野球で、これらの番組は、昔からキライだったし、とくに番組に変…

カードゲーム

5枚のカードが配られる。ランダムに。 一枚ずつ、それを自分の場に置いていく。 一枚、カードをおくたびに、チップを一枚賭けなくてはならない。 そして、カードは必ず、直前におかれたカードよりも優れていなくてはならない。けれども、何が何よりも「優れ…

木村敏「分裂病と他者」

「分裂病になる人は、子どもの頃から「いい子」だったと言われることが多い。現在私が診ている二一歳の女性は、中学生までは明るい人気者で、「人の悪口を絶対言わない、嘘は絶対につかない、誰にでも親切」という三つの際立った特徴を持っていたという。こ…

「覆いとしての絵画」内田樹の研究室より

内田樹の研究室より http://blog.tatsuru.com/2008/07/25_1240.php - 古代ギリシャにゼウキシスとパラシオスという二人の画家いた。 どちらがより写実的に絵を描けるか、その技術を競うことになった。まずゼウキシスが本物そっくりの葡萄を描いた。 絵があま…

あまりにも長い休暇のため、旅行にはいけないことになる。 死する魂に、私は最高の侮辱をもって迎える。 高濃度のアルコールに舌を焼かれ、二日酔いの乾きは涙で癒す。 おのれの無力さを知れ。 そして、生きるために、偽るものの数を数えよ。

圧倒的に非情になりつつある自分を感じる。 何事も、自分とは関係ないものとして感じ始めている。 もちろん、仕事はこなす。やらねばならないこと、やるといったことはやる。 けれども、自分のなかで、その優先順位が落ちていく事を感じている。 他人にはわ…