日常
久遠氏にそそのかされて、喫茶店(というかパン屋のイートイン)でキーボードを使って書いている。
空いているし、隅っこの席なので恥ずかしくはないが、これが混んでいたら、どうかなあ? 残念ながら電波は届かないので、ネットに接続できなかった。
このパン屋が空いているのは、地下一階にあるというのもそうだが、実際にはマズイことが一番の要因で、これまで2、3度利用したことがあったが、やはり肝心のものが、マズイのではどうしようもないのだった。もしおいしければ、コーヒーとパンでゆっくりできるので、非常によいのだが、残念ながらおいしくなる気配はなく、百円均一セールなどということをやっている。いくら安くても、これじゃあ、買わないよ。
翻って、家の近くには「徳太郎」というパン屋がある。
値段は少々高めのなのだが、引きもきらずお客が訪れる。接客が横柄だと知り合いはいっていたが、それでも買いにいくのをやめようとしない。
それぐらいうまいということだ。
僕は、世の中には、うまいパンとうまくはないパンがある、と思っていた。
うまいパンとはうまいパン屋のパンのことだった。
ところが、この「徳太郎」のパンを食べてから、考え方が変わった。
世の中には、普通のパンと、「徳太郎」のパンがある、と。
いままで、うまくないパンだと思っていたのは、あれはパンというなの違う食べ物なのだ、と。
それぐらい「徳太郎」は衝撃だった。いろいろな種類があるが、全部おいしい。食べたあとは、もはや、コンビニで売ってるパンを食べられなくなり、普通のパン屋でも、ああ、これはパンといっても、うまいパンではないのだなあ、としみじみ思うようになるのだ。
というわけで、場所としては最適なのだが、ここを休憩時の執筆場所にはできないのでした。残念。