透明思考

深夜の坂道で自動販売機がオアシスのように
暗い宇宙にひとりぼっちでネオンを浮かばせているように
輝いている

人生で最良の日をくれて
ありがとう、と
Dideが悲しげな声で歌う
まるでdiedであるかのような声で
ふざけた名前をつけられて
悲しげなラヴソングを歌うのは
どんな気持ちだろう?

拒否してくれないか私を
まるでSMプレイのように
どうしても君が必要だと
私が白状するまで
私のことを
拒否してくれないか