クリスマスには7人の子

 そろそろ更新しないといけないかと思うので更新するのだが、実はあまり気乗りしていない。

 書くネタはたくさんあり、「てぶくろを買いに」を分析するのもやりたいのだが、まあ、そのうちということで。

 かつて、湾岸戦争のときも、クリスマスに爆撃していて、たまたまカラオケにいったので、ジョン・レノンのクリスマスソングを歌ったら、あまりにもはまってしまい、場が深刻になってしまったのを思い出します。

 War is over if you want it.

 まあ、本当に望んでいる人は少なそうなので、子供の時から感じ続けている少数派であることの寂しさを思い出したりするだけですが。

 しかし、まだやってるわけだよね。湾岸戦争からもう十年だよ。菊池寛の「恩讐の彼方に」でも読んでいただきたいものです>殺し合いの好きな人たち。

 あんまりネットに現れないのは、長い小説のことをずっと考えていたからです。



 「アスファルト」をベースに、「妻のある男性と、子供をもつ独身女性が、心中するのだが、女性だけが死んで、生き残った男性と妻は女性の子供を引き取る」という話にしようと思っていました。主人公は男性です。

 ところが、これはあまりにも都合が良すぎではないか、と思ってきました。簡単にいえば、男性は浮気して、なおかつ、それが破綻したら、妻のもとに戻れるわけで、非常にご都合。だいたい、「夫の浮気相手の子供を引き取って育てる」などという女性にリアリティがあるか、というと、首を傾げてしまう。よっぽどなにかないと、そんなことはしないはずだ。で、よっぽどのこととはどんなことか、考えていたのだが、思いついていない。

 それで、男女を入れ替えてみた。つまり、「夫のある女性と、子供をもつ独身男性が、心中するのだが、男性だけが死んで、生き残った女性と夫は男性の子供を引き取る」
 ということにしてみた。この場合、男女を入れ替えるだけなら、主人公は女性になるわけだけど、作者の都合により、夫か、独身男性になるだろうと思う。(あとは三人称多視点か)

 ここで、夫の立場でこの物語を眺めてみると、やはり、すごく寛容というか、なんでも受け入れちゃうというか、めちゃめちゃ妻を愛しているか(あるいは妻がとってもいい女か)でないと、妻の浮気相手の男性の子供を引き取って育てるなどということはありえない気がする。だが、しかし、まったくリアリティがないかというと、そうでもない。すくなくとも、最初に考えた、夫に心中される妻よりは、妻に心中される夫のほうが、ありそうな気がする。

 が、どうだろう? そう思うのは私だけだろうか?

 と、そのようなことなど、をうじうじ考えているので、この日記はいつもにもまして更新が減ります。ご了承を。来年3月末までに、200枚程度で完成させるのを目標にしていますが、書く時間がないので、再来年3月でもいいかな、などと思っています。(まあ、そんなことではダメなんだけどねえ)

 ちなみに、この日記のタイトルには意味はありません。なんとなく「アブラハムには7人の子」ともじってみただけです。