2004-01-20 透明思考 ささやくようなビョークの歌声が 地下鉄の騒音にかき消される あなたの歌う言葉を こんな世界のハジにいる僕は 理解することができません / 隣のつり皮にぶら下がる恋人たちが指をからませる 僕はひとりで 人生で何百本目かの終電の 混雑にもまれながら 言葉と酸素と与えられた人生を 浪費している / ほしくてたまらないのに それがなんなのか ずっとわからないまま 僕は / 僕は 僕は