地下に這うこどもたちが
突如として
凍り始める

大きく育っていくことを
夢見るほど
自分と自分以外の区別が
ついていない
のに

凍っていくこどもたちが
霜柱となり
地面を持ち上げる

私はそれを
さくさくと踏みつけていく
踏みつけなければ
彼らを養うことすらできない

私が踏みつけたこどもたちは
粉々に砕け
蒸発し
そしてまた
地下に眠る
いつかまた
私に踏まれることを
待ちながら