観るものがみな
愛にあふれている
として
この空白は
いま、
 
擦れ違っていく
いつまでも
遠くからみるばかりの
出逢い
一方的な、
 
皮膚の内がわを
無数の微小な虫がなぞるように
じっとしていられない
ぼくは、
 
弱くあることのほうが
優しい
 
迷い
ためらい
優柔不断であるほうが
信じられる
 
複雑で
矛盾していて
わかりにくいほうが
正しい
 
ほんとうに?
 
かたほうのくつをぬいで
ジャンプして帰ろう
 
この思いは
もしかしたら
あしたになれば
通じるかもしれないから
 
もしかしたら
あしたになれば
もう少し
ぼくは、
 
強くて
わがままで
自信家で
単純で
わかりやすくなっている
かも
しれないから